【MAYA】ペアレント化とペアレントコンストレイン、その違いと各設定方法

公開日: : 最終更新日:2016/10/01 アニメーション

ペアレント化(親子化)とペアレントコンストレインは似ていますが別のもので、混乱しやすい箇所だと思っています。

その二つの違いについてと各設定方法について書いてみました。


【MAYA】ペアレント化とペアレントコンストレイン、その違いと各設定方法

両方共、”親に関連付けられた子が動く”というようなオブジェクトの関連付けが行われます。

似ているので、混乱しやすい箇所だと思います。自分であとで振り返る時のために、特徴を比較してみました。ペアレント化(親子化)を青文字で、ペアレントコンストレインは緑文字で書いてみました。

それぞれの特徴について。

何に追従するのか
  • ペアレント化(親子化)は親が動けば子が同じように同時に動くといった、オブジェクトの関連付けで、移動、回転、スケールにおいて、子は親に追従します。
  • コンストレイン(constraint)は制約という意味がある単語で、ペアレント化のようにマスターオブジェクト(ペアレント化でいう親)が動けば、コンストレインされる側のオブジェクト(ペアレント化でいう子)が移動と回転において追従します。(スケールについては、実際にマスターオブジェクトのスケールを変化させてみると、される側のオブジェクトはスケールは変化しないものの、マスターオブジェクトとの距離が変化しました。)
子側のオブジェクトに自由(笑)はあるのか
  • また、子だけで動いたりする事が可能です。子に変更を加えた後親を動かしても、子は変更前の状態に戻ることなく変更後の状態から親に追従します。
  • ペアレントコンストレインがオンの場合、コンストレインされた側のオブジェクトはマスターオブジェクトにロックされることとなります。
変前後の子側オブジェクトの座標の変化について
  • 子オブジェクトの座標基準は親オブジェクトになります。親が動いていると子は同じように動くため、親との関係性がかわらず、親の移動前後で子の座標は変わりません。下図のケースでは円柱が親で三角錐が子でペアレント化されています。数値を表示しているボックスとの関係からも、移動していることが分かるかと思いますが、親を移動した前後で子のTranslateの座標は変わっていません。(水色の線で囲んだ部分)今回はTransrateのみですが、親を回転(Rotate)や拡大縮小(Scale)しても、同様に子の回転や拡大縮小の数値は変わりません。parentt1
parentt2
  • コンストレインされた側のオブジェクトはペアレント化の時のようにマスターオブジェクトの座標を基準にはせず、マスターオブジェクトの変更前後をみると、その変更と同じだけ座標は変わっています。両者の関係は並列です。下図のケースでは円柱がマスターオブジェクトで円錐がそれにペアレントコンストレインされています。双方とも原点基準で動いていて、マ スターオブジェクトを動かした前後で、コンストレインされた円錐の座標が変わっているのがわかります。(水色の線で囲んだ部分、今回はTranslate のみですが、回転させればrotateも変わります。)また数値のボックスが水色になっており、これかコンストレインがかかっていることをあらわしています。parentt4
parentt3
オンとオフの切り替えについて
  • ペアレント化のオンとオフは切り替えられません。
  • ペアレントコンストレインのオンとオフはウエイト調整により切り替えることが出来ます。
parentconstrain3
ペアレントコンストレインのウエイト調整について。

マスターオブジェクトとコンストレインされるオブジェクト両方を選び、Channel Box/Layer EditorのSHAPESのペアレントコンストレイン(この場合はpCone2_parentConstraint)の部分をクリックし、「P Cylinder 1W0」を表示させます。(図の青線で囲んだ部分)0でコンストレインのオフ、0以外の数値の入力でコンストレインがオンになります。

各設定方法について。

ペアレント化の設定方法
設定方法はペアレント化は子を選んでShiftを押しながら親を選んで、Pを押します。
ペアレントコンストレインの設定方法
ペアレントコンストレインはマスターオブジェクトを選んでShiftを押しながらコンストレインされる側のオブジェクトをえらび、menuリストをAnimationにして、

parentconstrain2

Constraintを選びparentを選びます。

parentconstrain

まとめ

ペアレント化と、ペアレントコンストレインは、大まかに言って、”親オブジェクト”に”子オブジェクト”が追従する動きとなります。

ペアレント化とペアレントコンストレインの一番大きな違いは、ペアレント化はそのオンとオフが効きませんが、ペアレントコンストレインではオンとオフを切り替えができます。

 

また親子化やペアレントコンストレインについて、こちらの記事も書いてみました。
【MAYA】 基本、わかるとちょっと楽になる?コンストレインと親子化(ペアレント化)の違い。

初心者のうちは何かと確認してしまう、ざっくりした違いについて書きました。

 

【MAYA】親子化(ペアレント化)とコンストレインの違いについて実際に動かして調べてみました。
こちらは親子化、ペアレント、スケール、オリエント、ポイントコンストレインについて、動かした変化の様子をまとめたものです。

 

専門的な知識がまだまだありませんので、こちらの記事も合わせて何かご指摘などありましたら頂けるとありがたく思います。よろしくお願いいたします。

 

 

関連記事

【MAYA】親子化(ペアレント化)とコンストレインの違いについて実際に動かして調べてみました。

親子化やコンストレインについて、混乱しているので、それを整理するため、実際にいろいろと比べながら動か

記事を読む

【MAYA】アニメーション、キーフレームを削除?!ミュートについて。

アニメーションで知っていると便利なミュートについて書かせて頂きました。 【MAYA】アニメ

記事を読む

【MAYA】アニメーションを繰り返しさせたい!グラフエディタのサイクル設定について。

アニメーションをサイクルさせる方法について書いてみました。 【MAYA】アニメ

記事を読む

【MAYA】アニメーション、グラフエディタで特定のカーブをブックマークする便利ツール

アニメーションをつくっていると、同じグラフを何度も選んだりすることがあり、そのつど、下へスクロールさ

記事を読む

【MAYA】アニメーションのフレームレートや再生速度などプリファレンスでの設定について。

たまに、アニメーションを再生した時に早い速度で再生されてしまうことがあり、最初のうちはどうしてかわか

記事を読む

【MAYA】 基本、わかるとちょっと楽になる?コンストレインと親子化(ペアレント化)の違い。

コンストレインや親子化といったアニメーションツールは混乱しやすいところですが、自分で後で振り返るため

記事を読む

【MAYA】キャラクターセットアップ① ジョイントツールでスケルトンを作る。

キャラクターを動かすのに、骨組みをつくりますが、今回はその方法についてお話します。

記事を読む

【MAYA】アニメーションの軌道を表示したい!モーショントレイルについて。

アニメーションを編集している時、どうやってオブジェクトが動いているのか、その軌跡を表示したくなるとき

記事を読む

【MAYA】キャラクターセットアップ③ IKとFKの違いと優先回転角について。

IKとFKの違いは、わかればそんなに難しくないのですが、アニメーションから離れていたら思いっきり忘れ

記事を読む

【MAYA】基本、アニメーションの幅が広がる、エイムコンストレインについて。

アニメーションの拘束関係、エイムコンストレインについて書いてみました。動く物を見つめる目などに使える

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

no image
【Maya】超初心者向けVrayでの質感付け 色とつや感の調整

Vrayでの質感付け、つやの出し方について、忘れないようにメモしてお

【Photoshop】知ってると便利、ショートカットで操作スピードアップ

作業中にショートカットキーを使えたら効率はかなりアップします。そんなシ

【MAYA】2016年、2017年度版のカラーコレクション設定方法についてです。

カラーコレクションの方法はmayaのバージョンが上がるたびに楽になって

【情報】デスクワーク、パソコン作業につきものの肩こり、腰痛をストレッチで緩和しよう!

デスクワーク、パソコン作業にはつきものの、目や首肩、腰痛ですが、それを

【情報】デジタルメディア、デジタルコンテンツの国際的なイベントSIGGRAPH ASIA 2018が東京で開かれます。

世界中のハード・ソフトウェアの開発企業、スタジオ、ベンチャー投資家が集

→もっと見る

PAGE TOP ↑