【MAYA】曲面づくりに便利。スカルプトツールを使って、モデリングを楽にしよう!

モデリング
スカルプトツールはモデルを手動で成形するといびつになってしまうときに、とても役にたつツールだと思います。なぞるだけでなだらかな曲面を作ったりすることが出来ます。人や動物、非人工物をつくるのに便利だと思います。

【MAYA】曲面づくりに便利。スカルプトツールを使って、モデリングを楽にしよう!

スカルプトツールは人形の体やソファなど、複雑な曲面を作るときなどに、有効なツールだと思います。

このツールを使ってこの板ポリゴンを色々変形させてみました。

まず変形させたいオブジェクトをオブジェクトモードで選択します。MeshToolsからSculpt Gepmetry Toolを選びます。sculpt1

スカルプトツールの種類

sculpt2ツールセッティングの赤で囲んだ部分から、どのようにスカルプトするかを選べます。

sculpt3  
① Push

名前の通り押すツールです。

② Pull
名前の通り引くツールです。

③ Smooth
表面を滑らかにするが、モデルが小さくなっていく。

④ Relax

なめらかになるが、Smoothと比べわりと形が保たれている。
⑤ Pinch

よくわからないのですが、恐らく…ポリゴンをつまむようなツールなのではと思います。

⑥ Slide
ポリゴンをスライドさせてくれます。

⑦ Erase

スカルプトツールでの変更を消去できます。

七つのスカルプトの種類があります。

 
選んだオブジェクトの上にカーソルを持ってくるとこのように表示されます。円がブラシの大きさになります。円の中にはツールの略称が書かれています。

ドラッグすることで、スカルプトを実行できます。この時にBキーを押しながらドラッグすると、ブラシの大きさを変更できます。Mを押しながらドラッグすると圧を変えることが出来ます。またShiftを押しながらドラッグすると③のスムースになります。PullもしくはPushを選択している時にCtrlキーを押すとPullとPushが逆になります。
sculpt8

それぞれのツールの使用例

カッコ内はツールの円内に表れる略称です。

① Push(Ps) と ② Pull(Pl)
sculpt4 ③ Smooth(Sm) と ④ Relax(Re)
sculpt5  
⑤ Pinch(Pn)

sculpt6 ⑥ Slide(Sl)
sculpt7 ⑦ Erase(E)

スカルプトツールでの変更を取り消すことが出来ます。元に戻る感じなのであえて画像は載せませんでした。(はっきりとはいえませんが、操作を行っていて気づいたのですが、変更をした後、一度ほかの作業をしてしまうとどうもEraseができなくなるようです。)

 

まとめ

MeshToolsからSculpt Gepmetry Toolを選びます。
ツールセッティングからモードを選んでスカルプトしたい部分をドラッグします。
ブラシのサイズはBキー、圧を変更する時はMキー、スムースはShiftキー、PullとPushの切り替えはCtrlキーで行えます。
ぬいぐるみの体、非人工物などによいツールですね。

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