【MAYA】基本操作、さまざまなライトの種類とその効果、設定について。
ライトはいろんな種類があり、最初は混乱するものの一つだと思います。でもモデリング、アニメーション、エフェクト全てにおいてとても重要な要素の一つです。そんなライトの種類について自分の備忘録として、まとめてみました。
スポンサードリンク
【MAYA】基本操作、さまざまなライトの種類とその効果、設定について。
ライトをシーンに作るときは、Create→Lightsを選ぶとライトのリストが出てくるので、その中から選びます。選んだあとの変更もAttribute EditorのTypeから選択し直すことで変更が出来ます。ライトはいろんな種類がありますね。
①Ambient Light
②Directional Light
③Point Light
④Spot Light
➄Area Light
⑥Volume Light
があります。
ライティングで押さえておきたい所
シーン内でライトの効果を確認したい時は、Lighting→Use All Lightsを選ぶとライトの効果をシーンで直接確認できるようになります。7キーがショートカットキーになります。また、オブジェクトの影をシーン上に落としたい時はAttribute Editorでshadowの設定をしてから、同じくLighting→shadowsにチェックを入れます。またお勧めとしてはライトの座標軸はWorldではなくObjectの方が移動や回転などの時に感覚的に扱いやすいです。


Tキーを押すとさらにマニピュレーターが追加され、追加された方のマニピュレーターを照らしたい部分に置き、注視点を作ることができます。もともとのマニピュレーターを動かして、注視点を照らしたままライトを動かすことができます。注視点の削除はちゃんとした方法が他にあるかもしれませんが、一旦Qキーをおして、マニピュレーターを非表示にしてから、再度移動などWキーを押すと消えていました。(不確かな方法ですみませんが、ご参考まで。・・。)

ライトの代表的なAttribute
大まかにライトのAttributeについて書きました。Color・・・光の色です。
Intensity・・・強度になります。
Shadow Color・・・影の色を調整します。
Decay Rate・・・光の減衰で 光を距離により、減衰させます。Decay Rateにはリストの上から順にNo Decay、Linear、Quadratic、Cubicとありますが、リストの上から下にいくにつれて急速に減衰するようになります。暗くなったらその都度Intensityなどで調節します。Quadraticが一番現実に近いと言われています。
スポンサードリンク
ライトの種類
①Ambient Light環境光のことです。環境光とは、さまざまな物質により光が反射散乱した間接光のことです。
スポットライトと環境光があるパターンと、ないパターンについて調べました。環境光がある方が、反射光が入りより自然に近くなっているのが分かります。

②Directional Light
Directional Lightは一方向に均一な光で照らします。太陽の日光などに使われます。シーンの中で一番強い光となるキーライトとして使えます。

③Point Light
点光源になります。ある点から全ての方向に均一に照らすライトで、電球のようなライトです。Decay Rateを調整することで光の減衰をつけることができます。光が弱いシーンでのキーライトにもなるライトですが、光が足りないところを補う役割のフィルライトとして使われることが多いです。

④Spot Light
コーン形の狭い範囲を均一に一方向に照らしてくれます。キーライトにもフィルライトにも使えます。
Spot Light用のアトリビュート
Cone Angle・・・ライトの角度の設定が出来ます。
Penumbra Angle・・・ライトの光の縁のぼかしの調整が出来ます。
Drop Off・・・中心から縁に向けてライトの減衰をどのように入れるか。

➄Area Linght
面光源で四角形のライトです。レンダリング時間が長いです。スケールでその大きさなど変化させることが出来ます。大きいほど強いライトとなります。このライトは距離によって光の強度が変わります。やわらかさが特徴で光の減衰やその影もやわらかいです。

⑥Volume Light
わかり次第、書かせて頂きます。
まとめ
①Ambient Light・・・環境光②Directional Light・・・一方向に均一な光で照らします。
③Point Light・・・点光源になります。ある点から全ての方向に均一に照らします。
④Spot Light・・・コーン形の狭い範囲を均一に照らしてくれます。
➄Area Light・・・面光源で四角形のライトです。柔らかさが特徴です。
ライトとセットになる影についてはこちらに書きました。
【MAYA】シャドウについて。オブジェクトの影の落と投影やぼかし、レンダリングについて。
またビューポートでの表示の切り替えについてはこちらに書きました。
【MAYA】ビューポートのカメラやライト、影の表示を様々に変えてみよう。
色んなライトがあるので、シーンによって、いろいろ使い分けて、表現の幅を広げられたらと思います。
スポンサードリンク
関連記事
-
-
【MAYA】モデリングをする時に便利!イメージプレーンへの画像の読み込み方
モデリングをするときに、下図を表示してそれに合わせて作ることができるイメージプレーンの機能は本当にあ
-
-
【MAYA】Xgenを使って、オブジェクトに毛をはやす。
2017年度版からファーがメニューから無くなってしまい、これからはXgenを使うことが増えてくるかと
-
-
【MAYA】ノンリニアデフォーマ―で手軽にキレイなアニメーションやモデリング。②(Squash Twist Wave)
これまで手で形をつけていたアニメーションやモデリングがきれいにできる、ノンリニアデフォーマ―について
-
-
【MAYA】モデリングの基本、モデルに合わせたテクスチャーを作ろう!
UVテクスチャーにモデルのUVを合わせる方法のほかに、テクスチャーをモデルに合わせて作る方法をお話し
-
-
【MAYA】カメラ操作、作り方からビューでの表示方法、移動や回転、エイムなど。
カメラの設定について、その作り方から移動や回転、表示の方法について、基本的なことについて書きました。
-
-
【MAYA】基本、軸の切り替えや一体性によってフェースの押し出しの形が違ってくる!
ワールド、ローカル軸のどちらかで押し出すかや、フェースの一体性を保つかどうかで押し出しの形状が異なっ
-
-
【MAYA】基本事項、最初は混乱するかも!?ワールド軸、オブジェクト軸について説明します。
MAYAを始めて最初の頃は、軸について知らないままMAYAを触り、軸表示がおかしい!?と混乱したのを
-
-
【MAYA】モデリング、簡単に穴を埋めてくれるポリゴン作成ツール、Fill Holeについて
モデリングをしているとき、行程上どうしても穴ができることがあったり、たまにポリゴンを気づかぬうちに消
-
-
【MAYA】被写界深度を調節しよう。① サーフェスシェーダーを調節しデプスをつくる。
モデリングで最終絵に被写界深度をつけたいときに、MAYAでデプスマップをつくり、それをアフターエフェ
-
-
【MAYA】モデリングの基本操作、便利な面取りツール、ベベル(Bevel)についてです。
工業製品など、面取りをすることがあると思うのですが、そんな時のお助けツール、Bevelについてです。