【Photoshop&MAYA】モデルのテクスチャをよりリアルに。スペキュラー、バンプマップの作り方とその読み込み
テクスチャの光沢や反射などを表現するスペキュラーマップや凹凸を表現するバンプマップなどの作成方法について自己流ですが書きました。
【Photoshop&MAYA】モデルのテクスチャをよりリアルに。スペキュラー、バンプマップの作り方とその読み込み
葉っぱのテクスチャを準備しました。
Photoshopでファイルを開きます。
イメージ→色調補正→色相・彩度を選びます。そこで、彩度の値を0に下げると、画像がグレーになります。

その後イメージ→色調補正→レベル補正を選び、色を調節します。五角形(ホームベース形)のつまみを動かして色を調節します。このとき、必要があればイメージ→色調補正→階調の反転を選び白と黒を逆転させたりします。また、バンプマップを作る時は凹凸を、スペキュラーマップを作る時は反射の状態をイメージしながらつくります。ブラシやぼかしなどのフィルターを使ってもいいかもしれません。

バンプマップはグレー50%が凹凸0として認識され、スペキュラーは黒が全くの反射なし、白がその逆になるので、それを意識して作ります。
バンプマップとスペキュラーマップが出来たらTargaかTiffで、32bitで保存します。
mayaでplaneに葉っぱのテクスチャを貼り付けます。
(テクスチャの貼り付け方はこちらです。https://thankstotoday.com/modeling-texture/)
バンプマップとスペキュラーマップの貼り付けの設定は、Attribute Editorで行います。
バンプマップは青線の、スペキュラーマップはピンクの線のそれぞれ格子模様のボタンを押します。

Create Render Noteのボックスが立ち上がるのでFileを選びます。各File Attributeの緑の線、フォルダのマークをクリックして希望のファイルを選ぶことで貼り付けることができます。

バンプはReflection(ピンク緑で囲んだ部分)で、スペキュラーについてはRefraction(ピンクで囲んだ部分)で設定します。

葉っぱだけくり抜かれてレンダリングされました。

同じように凹凸をつくる
〈余談になりますが、Bump Mapと似たもので、DisplacementMapというのがありますが、バンプは見せかけの凹凸でDIsplacement Mapは実際に凹凸がつきます。(オブジェクトが変形)ただし、Displacement Mapはレンダリングがすごく重たくなるので、Bump Mapで済むならばその方がよいと思われます。〉
まとめ
テクスチャのファイルの彩度を落としフォトショップの各機能を使用し、バンプマップとスペキュラーマップを作ります。バンプマップはグレー50%が凹凸0として認識され、スペキュラーは黒が全くの反射なし、白がその逆になります。
MAYA上で、テクスチャを張り付けたモデルのアトリビュートエディタ上、Bump MappingとSpecular Mappingから入り、FileAttributeのImage Nameのフォルダのボタンをクリックし、各マップを選びます。
関連記事
-
-
【MAYA】ナーブスモデリング、ロフトを使っていろんな形をつくる。
いろんな形を作ることができる、便利な基本ツール、ロフトについて、書きました。 【M
-
-
【MAYA】被写界深度を調節しよう。① サーフェスシェーダーを調節しデプスをつくる。
モデリングで最終絵に被写界深度をつけたいときに、MAYAでデプスマップをつくり、それをアフターエフェ
-
-
【MAYA】モデリングの基本操作。オブジェクトの結合(Combine)分離(Separate)ブーリアン(Booleans)
モデリングの基本機能、結合と分離、ブーリアンについて、まとめてみました。 【MAY
-
-
【Photoshop】変幻自在!画像を色調補正しよう。①明るさ・コントラスト、レベル補正、トーンカーブ
画像の色を調整する、色調補正ですが、基本的なことながら、わりと知らないところもあって、そんな所をしっ
-
-
【MAYA】ラティスデフォーマ―でオブジェクトを変形させよう。
複数のオブジェクトをまとめて編集できる便利なラティスについて書いてみました。 【M
-
-
【MAYA】スムースやテクスチャなど、画面表示の変更方法について説明します。
MAYAの画面表示は数字キーで変えることができ、とても便利です。 どの番号でどの表示となるのか
-
-
【MAYA】複雑なオブジェクトのUV展開の方法
複雑なオブジェクトのUV展開の方法について、忘れないように描きとめておこうと思いました。
-
-
【MAYA】基本操作、画面内の移動やズーム、回転の方法や画面分割についてです。
MAYAを習っていて一番初めに習う基本操作です。これを書いていると 最初に触っていた頃のワクワ
-
-
【Photoshop】変幻自在!画像を色調補正しよう。②露光量、自然な彩度、色相・彩度、カラーバランス、白黒
色調補正にも便利なものがたくさんあって、フォトショップの便利さを実感します。画像をいろいろな感じに変
-
-
【MAYA】デタッチツールや分離ツールでメッシュを分割しよう!
初心者のうちは、よくわからなくて、戸惑ってしまうメッシュの分割についてかいてみました。