【MAYA】ノンリニアデフォーマ―で手軽にキレイなアニメーションやモデリング。①(Bend Flare Sine)

アニメーション
ノンリニアデフォーマ―でアニメーションで動きをつける時、自然な形をつくりやすいように思います。ノンリニアデフォーマ―の種類と設定について、まとめてみました。

 

【MAYA】ノンリニアデフォーマ―で手軽にキレイなアニメーションやモデリング。①(Bend Flare Sine)

ノンリニアデフォーマ―を使えば、手でオブジェクトに変化をつけるよりも、格段にきれいにモデルに変化をつけることができます。

Bend Flare Sine Squash Twist Waveがあります。こちらの記事では Bend Flare Sineについて、書いています。

Squash Twist Waveについては下のリンクで書かせて頂いています。

【MAYA】ノンリニアデフォーマ―で手軽にキレイなアニメーションやモデリング。②(Squash Twist Wave)

ノンリニアデフォーマの付け方

オブジェクトを選択してメニューリストAnimation→Create Deformers→Nonlinear→Bendなど希望の項目を選びます。
項目横の□をクリックすると、適用前にボックスが立ち上がりその場で設定もできますが、動かしながら希望の形を見つけることが多いかと思います。ノンリニアデフォーマ―の設定は適用後にAttribute Editorですることが出来ますので、個人的にはひとまずそのままメニューを選んでもいいかと思います。
ボックスを立ち上げた場合はCreateないしApplyを押すとノンリニアデフォーマ―が適用されます。
共通するアトリビュートについて
Low BoundとHigh Boundはそれぞれ下限範囲と上限範囲を動かすことが出来ます。

ノンリニアデフォーマの種類

lin1Bend
軸に沿って曲げてくれます。

Cubeのオブジェクトに適用させました。

こちらはbendのAttribute Editorです。曲がり具合はCurvatureで調整します。また、マニピュレータが出ますが、これは移動回転スケールが可能です。下図では、右端の画像はまずCurvatureでまげて、その後にマニピュレーターを回転させて作りました。lin4 lin2 逆にマニピュレーターを先に回転させて、その後Curvatureで変形させてみるとこのような形もできました。

海老の動きとか、モデルをもう少しつくって手が動く様子などでもいいですね。

lin3

Flare

XとZ二方向の軸に沿って広げたり縮めたりできます。

こちらはFlareのAttribute Editorです。lin5  



 
こちらのCylinderにFlareを適用しました。
lin8  
設定を動かして、ワイヤーフレーム表示(4キー)にしたところです。上の緑の円がEnd Flareで下の緑の円がStartFlareです。X方向とZ方向に動かせます。

lin6 マニピュレーター自体の、移動回転、スケールによってもオブジェクトは変形します。(下図は上に移動させました。)

lin7  
Sine
オブジェクトを正弦波状にしてくれます。

こちらはsineのAttribute Editorです。こちらで正弦波効果の範囲や振幅などを設定できます。
lin10 左側のCubeが右側のような感じになります。lin9 Amplitudeは正弦波の振幅を調節でき、Wavelengthは正弦波の波長を調節できます。
lin20 offsetを動かしてそれぞれのタイミングでキーを打っていくとオブジェクトは波うってくれます。

まとめ

オブジェクトを選択してメニューリストAnimation→Create Deformers→Nonlinear→希望の項目を選びます。
Bendはオブジェクトを曲げてくれます。
Flareは主に上の面と下の面を広げたり、狭めたりするのに便利です。
Sineはオブジェクトを正弦波状にしてくれます。
 
この記事の続きを書きました。

【MAYA】ノンリニアデフォーマ―で手軽にキレイなアニメーションやモデリング。②(Squash Twist Wave)

使えたら、モデルもアニメーションも確実にレベルアップすると思うので嬉しいですね。

 

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