【MAYA】アニメーションの基本、スケールコンストレインについて。

アニメーション
アニメーションの拘束関係、方向を拘束するスケールコンストレインについて書いてみました。他のコンストレインの記事と似ていますが、それぞれ種類の違うコンストレインなので、記事を分けました。よろしければ読んで頂けたらと思います。

【MAYA】アニメーションの基本、スケールコンストレインについて。

スケールコンストレインは複数のオブジェクトのスケールの拘束関係です。親(かける方)が拡大縮小すると同じように子(かけられる方)も拡大縮小します。

コンストレインは子独自で拡大縮小する事はできず、一瞬大きさを変化させる事はできても親がスケールを変え始めたら子は大きさを変化させる前のスケールに戻され、そこから親に追従するので事実上子は独自では拡大縮小できないことになり、つねに親に追従するということになります。(親子化では子は独自で拡大縮小できます。子が大きさを変化させた後に親が拡大縮小すると子は大きさを変えた位置から拡大縮小することになります。)

かける時は、かける方を先に選んでかけられる方を後に選んで、Constrain→Scaleを選びます。
この時、Scaleの横の□をクリックすると、オプションが表示されます。

orient2 この時注意が必要なのがMaintain Offsetです。これにチェックが入っていると子はコンストレインした時の大きさでコンストレインされます。
scale1 これにチェックが入ってないと下のボックスにはいっている数値でコンストレインされます。基準はピボットポイントになり、左からX,Y,Zのスケールとなります。

スケールコンストレインはあくまでもスケールについてのコンストレインで、親が移動しても、回転しても子は動かず変わらず、子が移動しても回転しても親は変わらず、拡大縮小の時のみ子が親に追従することになります。

スケールコントレインでは親(かける方)を複数持つことが出来、一つの親で子をたくさん持つこともできます。

スケールコンストレインの使用例としては、オーブンの中で複数のマフィンやシュークリームなどを焼いている時に同じようにケーキが膨らむ様子など、一つのオブジェクトを拡大縮小させて他のオブジェクトも同じように拡大縮小させたい時などに便利です。

まとめ

スケールコンストレインは拡大縮小についての拘束関係です。一つないし、複数の親(かける側)と一つないし、複数の子(かけられる側)との関係になり、掛ける時はかける側を選んだあと、かけられる側を選んでConstrain→Scaleを選びます。
親が移動しても回転しても子は影響を受けませんが、子は拡大縮小にのみ親に追従します。

 

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